こんにちは。株式会社TechXで営業・ビジネス開発を担当しております長谷川和弘です。私が今でも大切にしている「ある教え」について、これまでの会社人生を振り返りながらお話しさせてください。
45年の会社人生で受けた、数えきれない研修
私は情報通信企業に45年勤務し、その過程で多くの研修を受ける機会がありました。社内研修は主に業務上必要な知識、ルール、コミュニケーションに関するものが中心で、基本的には強制参加です。
色々なことを学び、その後の会社人生において大いに役立ちましたが、その中でも大変感銘を受け、今なお実践していることがあります。
ある合宿研修での出会い
それは、地方支店の部長研修会でのことでした。参加者は会社から指名された30名。一泊二日の合宿研修です。
講師は武島一鶴牧師。ご本人の自己紹介によれば、「カトリック神学校を卒業し神父として活動していたが、ある理由でその後プロテスタントに転向し、牧師として活動している」という、珍しい経歴の持ち主でした。
今も実践している、ひとつの教え
その研修の中で、私が非常に感銘を受け、今でも実践していることがあります。それは、こんな言葉でした。
長い人生において、意図しない出来事に遭遇し悩むことは多いかもしれない。けれども、人間はその時その時に、自分が持てる能力を総動員して最高の意思決定をしている。だから、後から振り返って過去を反省することは、むしろ意味がない。もし過去に戻って同じ状況になったら、あなたは同じ意思決定をするはずだ。あなたにとっては、すべてが正解なのだ。
これを聞いて、気持ちがすっと楽になりました。その後の人生の生き方そのものが、変わった気がします。
会社の中で非常に難しい問題に直面したことも何度かありましたが、その都度「今の自分が判断したら、これがベスト」と割り切って、現在に至っています。
心理学でいう「後知恵バイアス」を戒める考え方
かなり後になってから、武島先生の教えは心理学でいう「後知恵バイアス(Hindsight Bias)」を戒める考え方に近いのだと分かりました。
人は結果を知った後になると、「あの時こうすればよかった」と思いがちです。しかし実際には、その時点では未来は見えていません。
従って、「過去を責める」よりも「今回の経験から何を学ぶか」のほうがずっと重要だ——そういう教えだったのだと思います。
社外研修と、「人生は邂逅」
一方で、私が勤めていた会社は、社外研修会への参加も、本人が望めば比較的柔軟に認めてもらえる社風でした。
私の場合は、
- 一般社団法人「企業研究会:シェアードサービス交流会議」(月1回・12カ月)
- 公益財団法人「日本生産性本部 経営アカデミー」(月1回・12カ月)
- 「野村マネジメント・スクール」(3週間合宿)
など、長期間の研修会にも参加させてもらいました。そして、その時のメンバーとは未だにお付き合いがあり、時々「近況報告会」と称して会食をしています。
やはり「人生は邂逅」は素晴らしい!!
研修で学んだ知識やスキルももちろん財産ですが、それ以上に、そこで出会った人とのご縁が、今の私を支えてくれています。
やはり——「人生は邂逅」。素晴らしいものだと、つくづく感じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(株式会社TechX 営業・ビジネス開発/長谷川和弘)

